持たない幸福論 ~働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない~ phaさんより

今日は、貨幣についてよく響いた言葉が、タイトルの本のあとがきに書かれていたので引用します。

 

ミダス王は黄金を何よりも愛し、手に触れるものすべてを黄金へ変ずるという力を獲得するのだが、水を飲もうとしても水が黄金に変わってしまうので、のどが渇いてしんでしまうというものである。

ミダス王の神話を生んだ時代の人々が鮮烈に感覚したのは、貨幣の欲望は一つひとつの具体的な事物の味わいや楽しみを抽象化してしまうということ、それゆえに貨幣の欲望には限度がないこと。貨幣の欲望にとり付かれた人間は、現代の人間のように、死ぬまで乾き続けるということである。

 

 

なるほどと思います。

貨幣自体が持つ本質を書いてくれています。

お金にまつわる様々な感情について、こうした本質を忘れたくないものですね!